写真ギャラリー
受講生の方の作品 (漆塗り)
金曜講座(午前)の方の作品です。
模様になるように切った麻布を部分的に貼りました。麻布の部分には色漆を塗り、その上から黒漆を全体に塗って研ぎ出しました。
布目の模様が研ぎ出され、布目塗りの盆が出来上がりました。
金曜日講座(午前)の方の作品です。布目塗りの盆の裏側です。
盆の裏側に朱色を塗り、サンドペーパーで研いでから次の漆を塗ろうとしましたが、研ぎ出した模様や色味が素敵だったため、そのまま仕上げました。
朱塗りが擦れて下の黒漆が出た、「根来塗り」風の仕上がりとなりました。
金曜講座(午後)の方の作品です。
棗の蓋に貼ってあるのは、細かく切った玉虫の羽です。
螺鈿とはまた異なる色味や輝きが魅力的です。
玉虫を使用した作品は、この教室では初めてです。
土曜講座の方の作品です。
高台の高い、どっしりとした合鹿椀に漆を塗りました。
縁の部分には補強と装飾を兼ねた麻布が貼ってあります。
布目の上に黒と朱を塗り重ねて研ぎだす「布目塗り」の椀です。
生漆を木地に何度も擦り込んでは乾かすことを繰り返した、摺漆の器です。
漆の艶と、木目の美しさが味わえます。
漆を塗ったものは、コロナウイルスなどの菌に対して抗菌作用があります。
食器に漆を塗るのは、補強や美しさのためだけでなく、そのような利点もあります。