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金継ぎ (ご依頼品)
ヒビと小さな欠けを漆で修復し、金で仕上げました。取手と縁の部分の金が擦れてしまっていたので、漆を塗って新しい金を蒔きました。
大小二本のヒビが入っておりました。大きい方のヒビはギシギシと動くくらい深いヒビでした。希釈した漆をヒビに染み込ませて固定し、さらに漆を塗り重ねて金で仕上げました。
金粉は粒子のしっかりとした丸粉(まるふん)で仕上げております。金の輝きや色味に重厚感があり、粒子の細かい金消粉に比べて耐久性もあります。
修理料金 4800円(+税)ほど。
8つに割れてしまったマグカップを漆で接着した後、足りない部分を漆下地で埋めました。
金で仕上げることで、大きく破損した箇所がかえって魅力的になりました。
修理料金 12500円(+税)ほど。
仕上げに金や銀を蒔かず、漆を塗った状態で仕上げました。白漆は、漆の本来の茶色い色味が影響するため、真っ白にはならず、ベージュ色の仕上がりとなります。色漆は、仕上がって時間が経つごとに、色が明るく鮮やかに変化していきます。
修理料金 5500円(+税)ほど。
1cm以下の欠けが二つありました。欠けを充填して整えた後、金(消粉)の仕上げをしています。
修理料金 4500円 (+税) ほど。