金継ぎ料金の目安

 

※ただいま金継ぎ修理の受付を一時的に休止しております。

 

金継ぎ修理のご依頼が大変混み合っております。

大変申し訳ございませんが、2023年12月末日までは、修理のご依頼をお受けすることができません。

 

修理の受付再会は 2024年 1月を予定しております。

 

 

 

 

金継ぎの料金は、割れや欠けを直す「基本料金」と、仕上げの金や銀によって変わる「オプション料金」の合計で決まります。

 

※お申し込みの際、メールに破損の大体の大きさを記入し、写真データを添付していただけますと、おおよその修理料金をお知らせすることができます。

 

 

ーーーーーーー 基本料金 ーーーーーーーー

 

「割れ」の基本料金

 

破片が2〜3個の割れ 5000

破片が4〜6個の割れ 6000

破片が6個目以降  1ピースにつき+500

 

割れと同時に、その他の破損があった場合

 ・ひび(にゅう) ひとつにつき+300

 ・欠け      ひとつにつき+500

 

 

 

「欠け」の基本料金

 

cm未満の欠け  3000

1.0~1.4cmの欠け  4000

1.5~1.9cmの欠け  5000

2〜3cmの欠け  6000

 

欠けが複数ある場合、一番大きな欠けの大きさで基本の料金が決まり、その他の欠けは一つにつき+500円となります。

 

 

「ひび(にゅう)」の基本料金

 

10cm未満のひび 3000円   10cm以上のひび 4000

 

 

これらの基本料金をもとに、金粉や銀粉などのオプション料金が加算されます。

 

 

 

 

ーーーーーーー オプション料金 ーーーーーーー 

 

 

【 金粉・銀粉仕上げ 】

金粉と銀粉は粉の形状によって2種類の仕上げがあります。

 

消粉(けしふん)… 微細な金粉で、仕上がりが少々マットになります。丸粉に比べてリーズナブルで、人気の仕上げです。

 

丸粉(まるふん)… 消粉よりも粒が丸く大きくしっかりしており、磨くと強い光沢があります。消粉よりも耐久性もあります。その分、値段は一番高い仕上げとなります。

 

【 金粉のオプション料金 】 

 

割れやひびの場合

 金 消粉仕上げ  継ぎ目 1cmごとに+100円   

 金 丸粉仕上げ  継ぎ目 1cmごとに+300

 

 

欠けの場合

 【 金消粉の仕上げ 】 

cm未満の欠け+500円  /  1.0~1.9cmの欠け 1000円  /  2.0~3.0cmの欠け 1500円 

 

 【 金丸粉の仕上げ 】 

cm未満の欠け +1500円  /  1.0~1.9cmの欠け 3000円  /  2.0~3.0cmの欠け +4000円 

 

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 写真:欠けの修復「金 消粉」仕上げ 

 

 

 

【 銀粉仕上げ 】

・金粉よりも価格が抑えることができます。

・金粉と同じように、消粉・丸粉で料金がわかれます。

 

【 銀粉のオプション料金 】

 

割れやひびの場合   

 銀 消粉仕上げ 継ぎ目 1cmごとに+50円   

 銀 丸粉仕上げ 継ぎ目 1cmごとに+150

 

 

 

 

欠けの場合

【  銀消粉の仕上げ 】

cm未満の欠け +400円  /  1.0~1.9cmの欠け 800円  /  2.0~3.0cmの欠け 1000円 

 

【 銀丸粉の仕上げ 】 

cm未満の欠け +1000円  /  1.0~1.9cmの欠け 2000円  /  2.0~3.0cmの欠け 3000円 

 

 

 写真:欠けの修復「銀 消粉」仕上げ

 

 

【 錫粉仕上げ 】

・錫(すず)の粉は金銀に比べて粒子が荒く、渋い仕上がりになります。

・金銀に比べてかなりリーズナブルです。

破損の大きさにかかわらず、錫粉仕上げの場合+200円となります

 

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 写真:割れの修復 錫(すず)仕上げ

 

 

【 漆仕上げ 】  

黒漆仕上げ・赤漆仕上げなど、金粉や銀粉を蒔かずに、漆のみで仕上げる場合、オプション料は無料です。

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 写真:割れの継ぎ目を弁柄漆(赤茶色の漆)で仕上げ

 

 

【 漆デザイン仕上げ 】

・継ぎ目や修復箇所に手を加え、模様に見立てる仕上げです。

・色漆 (漆のみ)でのデザイン仕上げは+2000円です。

・金銀のデザイン仕上げは、金銀の追加料金にさらに+2000円となります。

・デザイン仕上げの模様は、大まかにリクエスト頂けますが、デザインの詳細は工房側にお任せいただくことになります。

 

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 写真:ひびの修復を黒漆で竹の模様に

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 写真:割れの継ぎ目を枝に見立てて、梅の花を描き足す

 

 

【 螺鈿(らでん)仕上げ 】

欠け限定の仕上げです。欠けた部分を修復した後、貝を漆で貼り付け、上から漆を塗り、最後に磨いて整える仕上げです。

 

螺鈿仕上げの追加料金

3cm以下の欠け +3000

 

 

 

ーーー その他のオプション料金 ーーー

 

【 素焼きやマットな釉薬仕上げの器 】

器が汚れないようにするため、漆の染み込み防止処理を行います。+1000円です。

 

【 ガラスの器 】

継ぎ目の漆が透けて見えないように処理します。+500円〜1000円です。

(2cm未満の小さい欠けの場合+500円、その他は+1000円)

 

【 接着剤 落とし 】

もし、器を接着剤でくっつけてしまっていた場合、その接着剤を剥がすところから始まります。接着剤の除去は+1000円です。

無理にボンドなどで接着せず、なるべく破損した状態のままお持ちください。

 

 

 

 

ーーーーーーー 半年間の保証 ーーーーーーー

 

修理が終わってから半年の間に、以下のようなトラブルがあった場合、無料で修理のやり直しをさせていただきます。

・くっつけたところが自然に取れてしまった

・欠けた部分の充填が取れてしまった

・液体を入れると漏れ出てくる

 

以下の場合は、保証の対象になりませんのでご注意ください

・お客様ご自身の過失で割ったり欠けたりしてしまった場合

・金粉・銀粉が、何度も使用したり洗ったりすることで磨耗した場合

・誤って食洗機や電子レンジにかけてしまいダメージを負った場合